RPGから学ぶ、プロジェクト管理の最適な時間配分とは

タスク管理
タスク管理

プロジェクト管理に慣れ、複数のプロジェクトを管理できるようになってくると、

どのプロジェクトに時間を投資すれば、コストパフォーマンスがいいのか?

という問題につきあたる方は少なくないと思います。

これは結論から申し上げますと、

  • 時間のかからなさそうなもの
  • 達成すると、他のプロジェクトの実行が楽になるもの

を優先するとよさそうです。

それはなぜなのか、プロジェクト管理を始めて3年ぐらいの私が、
ゲームをやりこんで気付いた理屈をまとめていきます。

称号システムとは

ここ最近まで、テイルズ オブ グレイセスというゲームをやり込んでいました。
もう10年以上も前のゲームになります。

レベルの説明はよしとして、グレイセスでは「称号」というシステムが存在します。
スキルポイントを集めると称号のランクが上がり、スキルが手に入る仕様です。

私はシナリオクリア後に、称号の強化にハマり込みました。
強化のみを続けて1年半ぐらい遊んだところで、ふと思うワケです。

コンプリートの時間ってもっと短縮出来ないの?

コンプリート時間の短縮が出来れば、他のゲームを遊ぶ余裕も出てくるハズですよね。

同じように、称号ひとつひとつをプロジェクトと考えてみましょう。
プロジェクトにかかる時間を短縮できれば、やりたいことをもっと出来るようになる。

そんな気がしませんか。

経験値を、プロジェクトに費やす時間に見立てる

改めまして、称号のランクを全てマックスにすることをコンプリートと呼びましょう。
コンプリートについて、もう少し具体的に考えてみます。

称号には、1から5、MASTERの6段階のランクがあります。
ランクを上げるために必要なスキルポイントは、ランクが上がるにつれて指数的に増えます。

ここで、

  • 称号を1つずつマスターする場合
  • 全称号を満遍なく1ランクずつ上げていく場合

どちらの効率がいいでしょうか。

重要なのは、マスターする順番が変わっても必要なポイントの量は変わらない、ということ。
そうなると、時間あたりで得られるスキルポイントが多ければよさそうです。

例えばスキルポイントを10000稼ぐ場合を考えます。
1000、2000、4000、8000と上昇する称号を1つだけ頑張ると3個のスキルが、
一方で1000だけで次の称号を育てていけば、10個のスキルを取れます。

ここで、3個スキルがある状態と、10個スキルがある状態、
さらに経験値を稼ごうとしたときは、どちらだと効率がよさそうでしょうか。

もちろん後者になるハズです。

プロジェクトは短時間で終わりそうなものから

この考え方をプロジェクト管理に当てはめると、

  • 時間がかからなさそうなプロジェクトから達成していく
  • プロジェクトを分割して、それぞれにかかる時間が短くなるように工夫する

あたりが基本戦略になりそうです。

やや暴論に聞こえるかもしれないので補足しておくと、
「達成すると他のプロジェクトの実行がどのくらい楽になるか」
はプロジェクトによって違います。

例えば「数学の勉強をする」と、「筋トレをする」というプロジェクトはどうでしょう。
トレーニングを数学的に理解したり、筋トレで勉強のための体力を伸ばせれば、
先程の理屈が成り立ちそうです。

ただ、少し限定的な感じはします。

一方グレイセスであれば、パラメータは1でも高い方がより強いハズです。
なので、極論どのスキルを取っても以降のスキルポイント稼ぎが楽になります。

先程の例でいえば、微分方程式が解けるようになったらベンチプレスが10kg伸びる、
みたいなことがゲームの世界ではまかり通るワケです。

要するに、

プロジェクトを通して得たことを、別のプロジェクトに応用できるような工夫

さえ出来れば、効率化が図れそうです。

余談ですが、この辺りの「報われやすさ」がゲームの面白さのひとつなのかもしれません。

守る強さを知るRPG

ということで、プロジェクトを効率的に終わらせていくためには、

  • 時間のかからなさそうなもの
  • 達成すると、他のプロジェクトの実行が楽になるもの

を選ぶとよいでしょう。

ところで、ここまで書いてふと気付きます。

1つのゲームをやりこむことは、1つのスキルをマックスにしていくのと同じでは

と。

実際問題スキルをひととおり集め終わった後で、
何のために集めていたんだろう、という気持ちにはなりました。
なんだかな。

なるべく自分の納得できる時間の過ごし方を目指したいものですね。

は〜ソフィちゃん。

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