【テレビ局出身が解説】簡単な残像の演出3パターン!【Premiere】

動画編集
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残像を付けたい人

Premiereで残像を付けるにはどのエフェクトがいいの?
トランスフォームって上手くいかなくない?
エコーは?ブラーは?

こういった疑問に答えます。

 

本記事の内容

1. 残像に使えるPremiereのエフェクト3選
2. テロップに強い、トランスフォームの使い方
3. エコーは撮影済みの映像に使います
4. 工夫次第ではブラーもアリ

 

この記事を書いている私は中学生の頃から動画編集を始めました。
新卒でテレビ局に就職、商用の動画を制作、動画編集で起業をしています。

※実行環境
Premiere Pro
Windows 10

 

1. 残像に使えるPremiereのエフェクト3選

残像の表現に有効なエフェクトは下記の3つです。

 

①トランスフォーム

 

②エコー

 

③ブラー(方向)

 

残像とは物理的に考えれば、前のフレームの像が今のフレームに残ることを言います。
そう考えるとどのエフェクトも、物が動く前のフレームが残るような演出だと分かると思います。

それぞれ見た目が異なるのはもちろんですが、実は使える局面も違います。
ひとつひとつ見ていきましょう。

 

2. テロップに強い、トランスフォームの使い方

設定が最も単純なのが、この「トランスフォーム」です。
手順は次の通りです。

 

①エフェクトをかけたいクリップを選択
②Shift+7でエフェクトウィンドウを表示
③検索バーに「トランスフォーム」と入力
④「トランスフォーム」をダブルクリック

 

⑤「位置」でアニメーションをオン
⑥5フレーム後などにキーフレームを追加
⑦「シャッター角度」を300などに上げる

 

例として「位置」を使いましたが、「スケール」や「歪曲」など動きがあるものは全て残像が付きます
ただし注意点として、元々動いている映像に残像を付けることは出来ません。

例えば走っている人の「人だけ」に後から残像を付けることには向いていません。
こういった場合は次の「エコー」がオススメです。

 

3. エコーは撮影済みの映像に使います

設定が少し複雑ですが、撮影済みの動画に残像を付けられるのが「エコー」です。
手順は次の通り。

 

①エフェクトをかけたいクリップを選択
②Shift+7でエフェクトウィンドウを表示
③検索バーに「エコー」と入力
④「エコー」をダブルクリック

 

⑤「エコー演算子」を「最大」に設定

 

前のフレームを重ねるエフェクトなので、理屈の上でも正しい残像が設定できます。

 

4. 工夫次第ではブラーもアリ

「ブラー(方向)」も場合によっては使えます。
ちょっとした設定をするだけなら楽だと思います。

手順は次の通りです。

 

①エフェクトをかけたいクリップを選択
②Shift+7でエフェクトウィンドウを表示
③検索バーに「ブラー」と入力
④「ブラー(方向)」をダブルクリック

 

⑤「ブラーの強さ」を10などに上げる

 

他にも「方向」や、モーション内で「位置」などの設定をして残像を演出しましょう。

このように設定そのものは簡単ですが、映像が動かない時にもエフェクトがかかってしまいます
少し使いどころが限られてしまうかもしれません。

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