【テレビ局出身が解説】楽勝で理解する、アルファチャンネルの書き出し【Premiere】

動画編集
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アルファチャンネルを書き出したい人

Premiereでアルファチャンネルを書き出したい!
他の設定とか、バリエーションはある?
アルファチャンネルってそもそも何?

こういった疑問に答えます。

 

本記事の内容

1. Premiereでのアルファチャンネル書き出し手順
2. アルファチャンネルの書き出しは高画質一択です
3. アルファチャンネルの意味

 

この記事を書いている私は中学生の頃から動画編集を始めました。
新卒でテレビ局に就職、商用の動画を制作、動画編集で起業をしています。

※実行環境
Premiere Pro
Windows 10

 

1. Premiereでのアルファチャンネル書き出し手順

①「Shift+3」でタイムラインウィンドウを表示
②「Alt+Shift+M」でMedia Encoderを起動

 

③「形式」のドロップダウンで「QuickTime」を選択

 

④「プリセット」のドロップダウンで「アルファ PQ を含む Apple ProRes 4444 XQ」を選択
⑤右上の三角マークをクリック

 

念のため、Premiereで読み込んで透過が出来ているか確認しましょう。

 

2. アルファチャンネルの書き出しは高画質一択です

ここまででアルファチャンネルの書き出しが出来ました。

他のプリセットや細かい設定も選べますが、基本的には画質を良くするだけで十分です。
なぜなら透過する動画自体は、素材に使うことが目的だからです。

例えば今回の動画は字幕なので、Premiereのタイムラインに追加して使います。
これをそのままYouTubeに上げるワケではありませんよね。

 

もちろん素材をなるべく素材を軽くする、なども重要だとは思います。
ただこれに関してはプロキシなど他の方法があります。

結論、細かい事にはこだわらずに高画質一択です。

 

3. アルファチャンネルの意味

余裕がある方は、アルファチャンネルをもう1歩深く理解しておくことがオススメです。
試しに真っ黒の背景に、アルファチャンネル込みの白を合成することを考えてみましょう。

コンピューターでは色に数字が付いています。
今回は黒を(赤:0、緑:0、青:0)、白を(赤:255、緑:255、青:255)とします。

Adobeに慣れている方にはおなじみの番号ですね。

 

レイヤーモードはAdobeの通常です。
もしアルファチャンネルが50パーセントであれば、次のような計算が行われます。

赤$$0 + 255 * (50 / 100) = 127.5$$

緑$$0 + 255 * (50 / 100) = 127.5$$

青$$0 + 255 * (50 / 100) = 127.5$$

 

全ての色の数値が同じなので数式は全く同じです。

最初はアルファチャンネルが50パーセントより、白の「255」に「100分の50」を掛け算。
次にレイヤーモードが加算なので、黒の「0」に白の50パーセントを足し算、という計算です。

 

実際に(赤:128、緑:128、青:128)のグレーと比べてみましょう。
境目が分からない、つまりほぼ同じ色になることが分かりますね。

 

これがアルファチャンネルの仕組みです。

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