調整レイヤーがよく分からない人
調整レイヤーの使い方が知りたい!
どういう場合に使えばいいんだろう。
調整レイヤーって結局何?
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
2. 調整レイヤーの使いどころ2つ
3. 調整レイヤーの真の意味
この記事を書いている私は中学生の頃から動画編集を始めました。
新卒でテレビ局に就職、商用の動画を制作、動画編集で起業をしています。
※実行環境
Premiere Pro
Windows 10
1. Premiereでの調整レイヤーの設定方法
①Shift+1でエフェクトウィンドウを表示
②エフェクトウィンドウ右下をクリック
③「調整レイヤー…」をクリック
④「OK」をクリック
⑤「調整レイヤー」をドラッグ
⑥タイムラインにドロップ
2. 調整レイヤーの使いどころ2つ
①複数クリップに同じエフェクトをかける
動画編集をしていると、だんだんクリップの数が増えていきます。
下図はカット後のクリップの例ですが、これら全てにエフェクトをかけるのは大変です。
何時間もかかってしまうでしょう。
ここで、調整レイヤーにエフェクトをかけてみましょう。
設定が1度で済むうえに、クリップが追加されても簡単に対応が可能です。
②クリップ本体の代わりにエフェクトをかける
色の調整など、様々なエフェクトを使う場合にも調整レイヤーは便利です。
調整したり元に戻す操作を間違えても、削除すれば元の映像に戻せるからです。
例えば下図のように、元のクリップで色味を調整していたとしましょう。
色々試して元に戻せなくなってしまった場合、カットからやり直す必要が出てきます。
ここで調整レイヤーを使うと、非表示や削除のたった1度の操作で元に戻すことが出来ます。
もちろん「Ctrl+Z」でも何とかなる場合はあります。
ただエフェクトを色々試していると何十回も連打する必要があり、ミスも増えるでしょう。
このような状況を踏まえて、エフェクトをかけるのは調整レイヤーをオススメします。
3. 調整レイヤーの真の意味
調整レイヤーは、下レイヤーに同じエフェクトをかける透明なレイヤーだと思ってください。
より理解を深めるため、2種類のエフェクトをかけてみます。
①クロップ
調整レイヤーをすり抜けて、下のクリップに「クロップ」がかかっているように見えます。
調整レイヤーを縮小すると、調整レイヤーがある部分だけエフェクトが残ることが分かります。
エフェクトそのものの基準は、調整レイヤーでなく下レイヤーであることを理解しておきましょう。
②Lumetri カラー
同様に、調整レイヤーと同じエフェクトが下のクリップにかかります。
調整レイヤーを縮小すると、同じように調整レイヤーの範囲にだけエフェクトがかかります。
③調整レイヤーの本質
このように、
②調整レイヤーの範囲だけ切り取られる
という手順の機能だと理解すると、より正確に調整レイヤーを活用できます。
一方で思わぬミスも起こりがちなので、基本的に調整レイヤーは全画面で使いましょう。
調整レイヤーの加工でエフェクトを作るぐらいなら、「After Effects」を学ぶのがオススメです。
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