みなさんTaskChuteはお使いでしょうか。
とか聞いておきながら分かっております、当然ご存知でしょう。
検索での集客が1ケタの、こんな酔狂なブログに訪れることが出来たのですから。
今回は、TaskChuteでアクションが組める方を対象に、
タスクに取り掛かるまでの時間をどう短くするか、の対処法をご紹介します。
具体的には以下の2点、
- 他の人との約束を活用する
- 計画よりも記録を重視する
が解決策になります。
仕様ツールはTaskChute Cloudで、
基本的な用語はjMatsuzakiさんの以下の記事に準拠します。
https://jmatsuzaki.com/archives/22331
取り掛かりまでの時間がかかる、とは
TaskChuteを使っていて、こういう経験はないでしょうか。
あなたはタスクに現在時刻を入力し開始しました。
5分後……手が付いていない、気付いたら昼寝をしていた、等々……。
要はタスクになかなか取り掛かれない、という状況ですね。
でも同時に、やってみるとすぐ終わる、こういう経験もありませんか?
一言で言えば、これは先送りの1種です。
1日だろうと5分だろうと、TaskChuteでは分単位の記録なので、本質的に同じです。
ではなぜ先送りが起こるのか。
これには怠惰やら完璧主義やら、色々な理由が付けられています。
個人的にはそんな細かいことはなんでもよくて、シンプルに考えます。
タスクを今やる場合に得られる価値が、先送りで得られる価値よりも低いから。
これに尽きます。
要は「価値観」の問題。
ここまで分かったところで、対処を始めていきましょう。
先送りを防ぐための具体的な行動、オススメタスクをご紹介します。
他の人との約束を活用する
本質的には、タスクをイベントに変えてしまおう、ということです。
1. 「イベント」は、やると決めたことであり、かついつやるかも決まっていることです
引用:秘伝!私が6年間で作り込んだ7階層式タスク管理の仕組み
2. 「タスク」は、やると決めたけど、いつやるかは柔軟に調整できることです
3. 「アイデア」は、やるかやらないかをまだ決断していないことです
いつやるかを決めること自体は、他の人と約束しなくても出来ます。
が、決めた日時を動かしてしまう、という行為が先送りでした。
ということは、決めた日時が動かしづらい、という「価値観」であれば解決しそうです。
なのでタスクとしては、「〇〇と会い、一緒に作業をする」が良さそうです。
少なくとも手を付けることは出来そうですよね。
勉強会などがいい例でしょうか。
もちろん会って作業する場合は、脱線なども起きるかもしれません……。
よって慣れてきたら、「〇〇と会い、やったことを報告する」のがベターでしょう。
タスクの実行自体は、約束を締め切りに個人でやってしまうワケです。
経験上、見積もり時間は60分ぐらいでしょうか。
これぐらいが脱線起きづらく、お互いにフィードバックまで出来ると思います。
報告だけならオンラインでも出来るので、会うための移動時間を浮かせるのもよいでしょう。
計画よりも記録を重視する
もう1点はずばり、あなたのレコードが甘い、と、そう言いたいワケです。
いくらレビューをやっていても、レコードが甘ければ反省点は見つかりません。
TaskChuteでの朝ごはんを食べたというメモ、ご飯とお味噌汁と焼き魚を食べたというメモ。
どちらがより細かい振り返りが出来るかは、一目瞭然ですね。
なので先送りをした場合は、何のタスクを先送りしたかを絶対にレコードしましょう。
よくよく見てみると、先送りするタスクに偏りがあるハズです。
そこから対策を打っていくワケですが、最も単純な解決策をご紹介します。
そのまま記録を取り続ける。
これだけです。
経験上ではありますが、先送りにしてしまうタスクを何度も目にすると、
「いい加減終わらせよう。」、「昨日も先送りしたなぁ。」という「価値観」が強まります。
これで当初の目的は解決ですね。
なので具体的には1日の終わりに、「先送りにしたタスクを書き出す」。
こんなルーチン、もしくは日次レビューでの手順を加えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
え、「タスク分割とかはいいんですか。」、「5分だけダッシュとかはどうですか。」?
実はその思考こそが、いつまで経っても問題が解決しない落とし穴なんです。
初めに申し上げたように、
「先送りした方が価値のあるタスク」に早く手を付ける理由がありますか?
一夜漬けで何とかなりそうな試験勉強を、早めにやる理由がありますか?
そんな勉強を「タスク分割」したり「5分だけ」にしたところで、実行できると思いますか?
そう、あくまでこれらは「タスクを実行しやすくする手段、ツール」であって、
ミッションのような「価値観を支える概念」ではありません。
我ながら文字にするとめちゃくちゃ分かりやすい気がします。
なので当面は、今やったほうが価値がある、または先送りにすると損、
という「価値観」を強くすることが大前提です。
結果として「先送りしたくない!」という「価値観」に変わった時に、
「タスク分割」や「5分だけダッシュ」が有効になるワケです。
ということで先送りに悩んでいる方は、
- 「〇〇と会い、一緒に作業をする」→見積60分
- 「〇〇と会い、やったことを報告する」→見積60分
- 「先送りにしたタスクを書き出す」→見積10分
あたりを実際にルーチンに組み込んでやってみてください。
え?TaskChute Cloudをやっていない?
なんで早く言わないんですか、怒らないのですぐに登録してください。
繰り返しになりますが、今回は先送りをしないよう価値観を動かす、ということが目的です。
価値観を前提にどういう行動をとるか、というのはまた別の記事でまとめるかもしれません。
は~にゃんにゃん。
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